2012年1月29日日曜日

途中経過。

 お店作りをしております。「北風works」と検索していただくと、いくつかLOVELOGの痕跡が表示されますが、サラリーマン職人を辞するまで備忘録として書き綴っていたものです。個人的な内容もあったので内容を改めて、時系列に沿ってまとめ直したいと思います。少し長くなりそうですが…。
 
 
 北海道上川郡東川町にあるライフスタイルに関わる様々なモノ全般を取り扱う会社「北の住まい設計社」で家具職人をしていた頃から、物件探しは進めておりました。場所、人(クルマ)通り、駐車場の有無、広さ、付帯住居の有無、家賃などなど、条件をいろいろ挙げて札幌市内と近郊で探していました。南区は計画当初より候補として上位に挙げていた地域です。その南区で空いたコンビニ物件が賃貸に出されていました。具体的に物件を探し始めたのは2010年初め頃から。この物件を見つけたのは2011年初夏でした。さっそく不動産屋を挟んで管理会社の方と面談。契約を済ませたのは2011年9月。順調に事は進んでいるように見えていましたが、契約してからいろいろ問題が出てきました。妥協したり譲歩したりしながら、今に至ってます。ちなみに現在、このひと月ほどは住居の水道管凍結に悩まされています…。
 




 どこからどう見ても元コンビニの物件です。内装はこんな感じでした。コンビニのあと居酒屋が営業していたようで、天井が黒塗りにされていたり照明がすべて撤去されていたり。この状態から間仕切り壁を立てて工房と店舗を作ります。まずは機械搬入前に写真左奥、壁面から飛び出ている収納を撤去します。そして天井、工房部分を白く塗ります。
 
 
 
 
 こんな感じに。そして機械の搬入。旭川の機械屋さん、札幌の機械屋さんそれぞれより機械を購入。機械屋さん同士連絡を取り合ってくださって、リクエストした機械をすべて揃えてくださいました。
 
 
 
 
 数回に分けて搬入していただきました。私がまだ東川に住んでいたので、札幌の機械屋さんには合鍵をお渡しして、整備が済んだ機械をその都度運び入れていただくようにして。その中で電気工事、蛍光灯の取り付けと配線、動力電源の引き込みと分電盤設置、店舗部分ダクトレールの取り付けもしていただきました。機械の搬入がひと通り済んだら次は遮音壁の造作をします。できる限り機械音を外に漏らさないように。ツーバイ材を間柱として元の壁に打ち立てて、間にグラスウールを充填、その上に12.5㎜の石膏ボードをビスで留めてゆきます。
 
 
 
間柱を立てる。
 
 
 
グラスウールを充填する。
 
 
 
石膏ボードをビス留めする。
そして、店舗部分との間仕切り壁を立てます。
 
 
 
まず下げ振り(糸に錘がついた垂直を見るための単純な道具)を使って間柱を立ててゆきます。
 
 
 
 
 その間柱に今度は9.5㎜の石膏ボードをビス留めしてゆきます。この間仕切壁にもグラスウールを充填して、両側から石膏ボードでサンドイッチしています。小窓になっている部分は工房への採光と店舗の小棚を兼ねて、木枠とガラスをはめ込む予定。
 
 
 
 
 店舗からトイレへの動線を変更。トイレ入り口に2枚あった扉1枚を撤去して壁にします。これで店舗の有効スペースが増え、トイレ入り口が直接見えないようにすることで心理的なメリットもあります。
 
 
 
 
 そしてつい先日、煙突と薪ストーブの設置工事に来ていただきました。煙突は薪ストーブ専門店のスタッフ二人で半日程度の設置工事。黒塗り、径200㎜の2重煙突は存在感があります。
 
 
 
 
 このストーブは、Jøtul(ヨツール)社製のF602N。デザイン、価格、大きさ、単純な構造、すべて気に入りました。木家具を作る宿命で、どうしたって端材が出てしまいます。それを熱エネルギーに変える合理性とエコロジー。火を眺めることで心もほっこりします。素晴らしい。



 この一週間は本格的に機械を稼働させて、店舗部分に使う床材を加工しています。ブロック材と呼ばれるナラ材で、市松模様やヘリンボーンに使うための22㎜×90㎜×330㎜程度の短い材料です。ひと通りの加工を終えて、あとは面取りを残すのみ。それが終われば床材並べ、壁面の珪藻土塗り、内扉と玄関扉の加工と設置、ストーブ周りのレンガ積み、外壁の加工と取り付け、それら以外にも細々とした作業が残っています。それが終わって初めて家具の製作をスタートします。オープンがいつになるのか先の読めない状況ですが、どうぞ温かい広い心でお待ちいただければ幸いです。オープンしてから少しずつ家具を増やしてゆく方向で…。







「北風works」を家具ブランドとして確立できるよう、長く続けられるよう頑張りたいと思います。以後、お見知りおきを。